投資はリスクがあるから怖い、そんなイメージからチャレンジしない人がいる一方で、「絶対に儲かる」と自信満々で投資して手持ちのお金をなくしてしまう人もいます。投資では「失敗した人から学べ」という言葉がありますが、失敗してしまう人は何度も失敗してしまうということが少なくありません。そこで投資をするなら知っておきたい守るべきルールについて詳しくご紹介します。

なぜ失敗してしまうのか?投資の失敗の原因4つ

元本保証がされていない投資は、少なからずリスクがあります。必ず成功するという確たる保証はありませんが、投資する側はなぜ失敗するのかを把握することでリスクを減らすことは可能です。まずは投資で失敗してしまう人自身が持っている原因を見ていきましょう。

原因1.投資についての知識が少ない

投資に必要なのはお金だけではなくまず知識です。投資にはある程度の資金が必要ですが、最近では少額の投資が可能な商品も増えており、投資に対する心理的なハードルは下がっています。その一方で、投資に対する知識がない状態で投資を始め、「思うように儲からない」と感じている人もいます。大きな損失がない点では失敗ではないかもしれませんが、長期に投資しても結果が出ないのは意味がありません。簡単にできる投資はプロに商品を選んでもらうといったものですが、任せきりだと大きく失敗しないと同時にあまり儲からない現実があります。投資に対する知識を深め、リスクを理解することが成功につながります。

原因2.感情がコントロールできなくなる

株の値上がりや値下がりに一喜一憂したり、失敗すると取り戻そうと躍起になったりと、感情のコントロールができなくなることも失敗する原因の一つです。投資は自分でコントロールが可能な部分もありますが、相場や世界情勢など予測はできても回避はできません。失敗を引きずらない、気持ちを切り替えるといった感情のコントロールができないと失敗を繰り返してしまいます。

原因3.人の言葉や宣伝に振り回されてしまう

投資を始めるきっかけが他の人に勧められてだったり、「お金がなくても始められる」といった広告を見たりといった場合、失敗することが多いです。投資サービスの中には詐欺とまではいえないものの、ほとんど儲からないといったものも存在します。それを見抜くためにはきちんと知識を身につけることが必要です。

原因4.資金管理ができていない

投資に失敗してしまう人の多くが、自分の持っている資金を把握できておらず、資金以上の投資をしてしまいがちです。投資するお金は「失っても惜しくない」余剰金のみに留めるのが賢明です。

投資で失敗しないために自分で守るべきルール3つ

投資で失敗をしないために、以下の3つのルールを自分で決めるようにしましょう。

ルール1.自分が納得した商品だけに投資する

他の人が儲かったからといって、それが自分にも当てはまるわけではありません。仕組みが分からない、知識がない商品に手を出さないようにしましょう。

ルール2.投資する資金と投資額の上限を決める

投資で儲かると「あの時は儲かったから」と思い込んで無茶な投資をしがちなので、投資に回すお金と投資するお金は事前に把握しておきましょう。また1回に投資するお金の上限も決めておき、無茶な投資をしないことも大切です。

ルール3.分散して投資する

一つの商品だけに投資するのではなく、広い分野に目を向けて投資をしましょう。失敗した場合にはその原因を把握して次に活かすことが大切です。投資の商品は日本や海外、株式や債券など同じように値上がりや値下がりをするわけではないので、分散することで失敗のリスクを減らすことにもなります。