投資の話を聞くと、学生のうちから老後の心配なんて、と思うかもしれません。ですが、社会人になってからいざお金のことを学ぼうと思っても時間が取れなかったり、お金の知識がないことから投資に失敗したりすることも少なくありません。また学生の間に投資について学ぶことは、単にお金を殖やすだけでなく様々な知識を身につけることにもつながります。そこで学生の間に投資をするならどんな方法がおすすめなのか、また投資にあたって注意したいことについても詳しくご紹介します。

投資は学生のうちから始めた方がいい?その4つの理由

投資は会社員や定年退職した人がするものというイメージがありますが、学生でもチャレンジすることは可能です。未成年の場合は、金融機関によっては親権者の同意書が必要だったり、親権者も口座を開設することが条件だったりすることもありますが、どの投資をしたいかは自分で選ぶことができます。さらに学生の間から投資をすることには様々なメリットがあります。

理由1.長期の投資ができる

学生のうちからの投資をすることで、長期投資が可能です。投資は利益ばかりが上げられるわけではありません。自分のやり方で損をすることもありますし、自分ではどうすることもできない世界情勢が大きく変わり影響をうけることもあります。ですがどの投資方法も、長期にわたって続けることで、損失のリスクは低くなっていきます。そのため投資を始めるなら早いほうがいいのです。

理由2.お金について学ぶことで将来役立つ

お金の知識や経済についての知識を早いうちに身につけることで、お金についての失敗を減らすことができます。社会人になると将来のことも考える必要が出てきますが、人生においてお金が必要となる場面は何度も訪れます。その時にあわてて勉強をするのは大変ですが、時間にある程度自由がきく学生のうちならしっかり学ぶことができます。

理由3.就職活動に役立つ

株式投資の場合はどの会社に投資をすればいいのか、会社の業績や事業を研究することになります。そのため普段からニュースや新聞に目を通す習慣ができ、時事の知識を身につけることになります。また就職活動で自分がどの会社に就職したいか考える時に、企業研究に投資の知識は役立ちます。

理由4.収入の手段が増える

投資は必ず利益が得られるものではないといっても、収入の手段が増えることはリスク回避にもなります。またお金に余裕があれば自分の時間を増やすことにもなります。

学生におすすめの投資3選

学生におすすめの投資と、投資の際の注意点について詳しく見ていきましょう。

1.投資信託

未成年の場合は制限が付くこともありますが、少額で初心者にも始めやすい投資信託がおすすめです。実際の投資はプロにお願いできるため、手間がかからないことがメリットです。ただし元本の保証がない、手数料がかかることには注意が必要です。金融機関によっては未成年者の口座開設に条件が付くこともあります。

2.株式投資

株式投資は初期費用がかかるイメージがありますが、単元未満株であれば1,000円~、500円~と比較的初期費用がかからず購入可能です。ただし購入には企業研究が必要で、事前にしっかり学んでおく必要があります。

3.ポイント投資

リスクは全くないわけではありませんが、比較的始めやすいのがポイント投資です。まとまった資金がなくても始められますし、ポイントだけで投資可能なので始めやすいメリットがあります。ただし対応している商品が限られる、ポイント投資に対応している金融機関が限られていることがデメリットといえます。