資産運用を考えているなら、ぜひ知っておきたいのが単利運用と複利運用です。金融機関にお金を預ける際によく聞く言葉ですが、その意味の違いやメリットデメリットをきちんと知っていないと、損をしてしまうことにもなりかねません。そこで資産運用で重要なポイントである複利運用について、詳しくご紹介します。

複利運用とは効率的に資産をふやす方法

定期預金をする際に「単利」か「複利」のどちらにしますか、と窓口で聞かれたことはないでしょうか。預け入れたお金(元金)から利息が計算され、元金にプラスされるのが貯金の仕組みですが、元金に利息を加えた額を運用し、さらに出た利息を加え、と運用する元金がふえていくのが複利運用です。一方、単利運用だと元金は変わりませんが、定期的に利息が手に入ります。

複利運用は儲かる!?知っておきたいメリットとデメリット

複利運用は雪だるま式に儲けられる方法ともいわれていますが、必ずそうなるとは限りません。金融商品によっては複利運用のメリットが感じられない可能性もあります。そこで複利運用で知っておきたいメリットとデメリットを見ていきましょう。

複利運用のデメリットは運用中に資金が使えないこと

複利運用は、短期の運用では資産がふえているのかどうか実感がしづらいことがデメリットです。10年20年、30年以上運用していれば単利運用と大きく差が出ますが、短期間の運用だと単利運用とあまり変わらない可能性があります。さらにシミュレーションで資産がふえる可能性を提示されたとしても、それはあくまでも運用が上手くいった場合です。運用がマイナスになる可能性もありますので、その場合はいくら複利運用をしても利益は得られません。さらに複利運用で利益を得るために長期運用をした場合、その間投資している資金を動かすことができないのも、デメリットといえるでしょう。投資する場合は、資金が使えないことを考えた上で投資計画を立てる必要があります。

複利運用のメリットは初心者にも始めやすく資産が大きくふやせること

資産運用ができる金融商品は多くあります。ただ、初期投資に必要な資金が多く必要だったり、運用に知識が必要な商品だったりすることも多く、始めてみるにはハードルが高く感じられることも少なくありません。また大きく利益を得られる可能性がある金融商品の多くは、元本保証がないことが多く、失敗するリスクも考えておく必要があります。複利運用が可能な商品は、長期的な運用が必要ですが運用の知識がなくても始めやすい、投資する資金が低く設定されているものも多く、初心者が始めやすいメリットがあります。

複利運用が自分に合っているかどうかは専門家のアドバイスを受けライフプランも考えよう

複利運用は大きく資産をふやせる資産運用ですが、始める時期や金融商品によっては思ったほど効果が得られない可能性もあります。資産運用で今の生活に支障があっては意味がありませんし、投資する額も考えなければ必要な時に資金が不足することも考えられます。複利運用と相性のいい以下のような投資がおすすめです。

  • 投資信託(つみたてNISAなど)
    投資する資金が比較的少なくて済み、設定しておけば自動で再投資が可能
  • ロボ・アドバイザーサービスを利用する
    投資信託でAIが自動で資産運用をしてくれるサービスを利用すれば、手間をかけずに投資が可能
  • 株式投資
    自分で運用することになりますが、自由度が高く好きなタイミングで再投資可能

資産運用の方法に悩んでいる、リスクが不安という場合には、専門家のアドバイスを受け、ライフプランを考えながらどの投資をするか考えることがおすすめです。