投資の中でも最近注目を集めているのがビットコイン投資です。ただ、仮想通貨と呼ばれる電子データのみで取引される通貨であるため、本当に投資しても大丈夫なのか、また借金を背負うことになったらどうしようという不安を持つ方も少なくありません。とはいえ、最近では様々な会社でビットコイン投資を取り扱うようになってきており、注目が高まっています。そこでビットコイン投資を考えている方、また詳しく知りたい方のために、ビットコイン投資についてそのリスクもあわせてご紹介します。

ビットコインは電子データでやり取りする通貨のこと

ビットコインに代表される暗号通貨は、インターネット上で物やサービスのやり取りに使用される資産です。普通のお金のように中央銀行など発行する主体や管理する者が存在せず、不特定多数の相手と専門の取引所を介して通貨と交換も可能です。仮想通貨の種類は、2021年3月の時点で全世界で2,500種類以上あります。ただし日本で購入可能な仮想通貨は13種類となっています。

ビットコイン投資で儲かる仕組みとは?

ビットコイン投資には様々なリスクが存在するため、まず投資を始める前にどんな仕組みで儲かるのかを知っておきましょう。

現物取引で利益を得る

ビットコインを購入してから始めるのが現物取引です。仮想通貨取引所で扱っているビットコインを購入し、換金することで利益を得ます。取引所によって仮想通貨の価格が違うので、同じビットコインでも価格が安くなっているところで購入し、高くなっているところで売却してリターンを得るのが一般的です。

レバレッジ取引

現物取引よりも大きなリターンを狙うことができる取引方法です。現物取引では、持っている資産分のビットコインしか取引ができません。一方レバレッジ取引では、証拠金を担保として証拠金の何倍ものビットコインをやり取りすることができます。現物取引と違い、売りから始められることも大きな特徴です。相場が上昇しているときでも下落しているときでも収益を狙えるメリットがある反面、予想しない上昇相場で損失を出す可能性もあります。

マイニング

ビットコインの取引作業を承認する作業のことをマイニングといい、取引データを書き込むブロックを生成することで報酬が発生します。ただ、マイニングは多くのライバルとの競争に勝つ必要があり、大量の計算が必要となることから個人で報酬を得るのは難しくなっています。ビットコインでのマイニング報酬に期待するのは現実的ではないといえます。

知っておきたい!ビットコイン投資のリスクとは?

始めやすいビットコイン投資ですが、リスクもあるため始める前に把握しておく必要があります。そこで自衛が必要なリスクと、起こりうる危険性とに分けてご紹介します。

自衛が必要となるリスク

ビットコインにはウォレットが必要です。ただ秘密鍵やパスワードを忘れてしまうとアクセスできなくなってしまいます。またサイバー攻撃を受ける可能性や、ウイルスによって秘密鍵を盗まれるリスクも考えておかなければなりません。インターネットに接続していないオフラインでの管理や、二重鍵といった自衛が必要です。

ビットコイン投資に伴うリスク

ビットコインの価格変動による損失の可能性が常にあるため、取引には注意が必要です。また取り扱う取引所の経営破綻も可能性として考えておかなければなりません。ビットコイン投資については、保証がされることもありますがリスクを考えた上で余剰資産で投資するなど自衛と対応が必要です。リスクを抑えるためにも、金融庁が認可している取引所を選ぶことも考えましょう。