株式投資を始めるにあたり、考えなければいけないのが「どこの株を購入するか」ということです。もちろん投資をするにあたっては、利益のことも考えなければなりませんが、人気の銘柄だからといって一つの会社だけの株を購入すると、値が下がった時に大きなダメージを受けることにもなりかねません。2022年3月時点で、上場している企業は3,800社を超えており、その中から初心者が銘柄を選ぶのは簡単ではありません。そこで銘柄を選ぶ際にはどんな基準で選ぶのがいいのか、そのポイントを詳しくご紹介します。

株式投資は複数銘柄へ投資しよう!

銘柄を選ぶ際、色々な情報雑誌やインターネットで情報収集するのもいいのですが、初心者の場合は自分の手元にある資金を分散して投資することを考えましょう。人気のある銘柄は購入者が多いため、すぐに投資するかどうか決断を迫られることが少なくありません。その時に手持ちの資金を全部一つの銘柄に注ぎ込んでしまうと、値が下がった時に大きな損失を抱え込むことになりかねません。また株式投資でどんな風に利益を得たいか自分の考えを持っておくことも大切です。

  • 短期で少しずつ利益を得たい
  • 長期で株を保有して配当金を得たい
  • 株主優待を受けたい

その上で、目的にあった株式を購入するようにしましょう。

株初心者におすすめ!銘柄を選ぶ5つのポイント

株式投資をこれから始めようと考えているなら、「買いたい理由」が自分ではっきり分かっている会社の株式を選ぶことから始めてみましょう。その上で選ぶ際に参考にしたい5つのポイントをご紹介します。

ポイント1.自分の好きな企業の銘柄から選ぶ

自分の好きな服や化粧品などのメーカー、趣味に関係するメーカー、サービスを提供しているメーカー、お気に入りのお菓子や食品を作っているメーカーなど、自分の知っている、お気に入りのメーカーの株式から選ぶやり方です。ただ、好きだという気持ちが強すぎると、業績が悪化してもなかなか売却する決断がつかなかったり、期待だけが高くなって他の情報を収集することを怠ったりしてしまうこともあるので注意が必要です。

ポイント2.有名企業や日常的に使っているメーカーなど身近な企業の銘柄から選ぶ

コマーシャルや宣伝をよくみる有名企業や、周りで評判のいい商品やサービスを提供している企業の株式を購入する選び方です。消費者としての目線で選ぶことは、これから業績が伸びていく企業を見極めるきっかけにもなります。長期的な目線で企業の成長を見守ることにもなるため、長期での保有を考えているならおすすめの選び方です。

ポイント3.社会的な評判の高い企業から選ぶ

環境に配慮した取り組みや、社会への支援活動などを行っている企業から銘柄を選ぶ方法です。環境への取り組みは、導入してもすぐに結果が出るものではないので、単に取り組みをしているからいい会社だとは判断できません。大手企業や業績が安定している企業から選ぶことをおすすめします。

ポイント4.配当や株主優待で選ぶ

株式投資では、長期に保有することで配当金がもらえる、株式を一定以上保有することで受けられる株主優待があるといった「お楽しみ」があることも魅力です。ただし配当金や株主優待だけが目的になってしまわないよう、配当利回りのチェックも事前にするようにしましょう。

ポイント5.業績や株価をチェックして選ぶ

好きな企業や応援したい企業とは別に、会社四季報や企業の公表している業績を参考にして銘柄を選ぶ方法です。過去のデータも参考にして安定した経営をしている企業を選びます。自分の気持ちに左右されることがないこと、大きなリターンは期待できなくても配当金など安定した利益が得られる可能性があります。

以上の5つのポイントを参考に、複数の銘柄を選び株式投資を始めてみることをおすすめします。