日本で貯金をしても、利息がほとんど付かない低金利の状態が続いています。このまま貯金をしていても、金利が上がる可能性は現状はないといっても過言ではありません。ただ、投資をしたくても元手が少ないなど不安要素が多く、チャレンジできないということもあります。そういった方におすすめなのが外貨投資です。ただし外貨投資にはリスクもあるため、どういった投資なのかを理解しておく必要があります。そこで、知っておきたい外貨投資のメリットや投資をする際に注意したいことを詳しくご紹介します。

外貨投資とは海外のマーケットに投資する方法

日本では日本のお金で様々な投資をする方法があります。外貨投資とは、日本のお金ではなく外国のお金に換金して、そのお金で投資をする方法です。簡単なものであれば外貨預金、また外国の債券を購入したり株式を購入したりすることもできます。つまり日本以外の様々な国で投資をする方法であり、国によっては日本よりも高い金利や為替ルートで取引されているため、それにより利益を得ることが可能なのです。

外貨投資で得られる2つの利益に注目

外貨投資では、外貨投資を運用して得られる利益だけでなく、為替差益という利益も得られます。為替差益とは、為替レートの変動によって得られる利益のことです。1ドルや1ユーロが日本円でいくらになるかという為替は、円高や円安で変わります。円安の時にはドルやユーロの価値が上がっているので、円高の際に外貨に換金して円安の時に日本円に換金すると差額が利益となるのです。

外貨投資をする2つのメリット

外貨投資をすることは、日本で投資をするよりもメリットがあることが強みです。そのメリットとして以下の3つがあります。

メリット1.高い金利で投資をすることができる

預金も含め、金利は投資に大きく影響します。ただ、日本では超低金利が続いており、ローンなどが低金利で借りることができる一方で、投資をしてもなかなか利益が出ません。一方、海外に目を向けてみると、高い金利の国は多くあります。そのため、海外で預金をするだけでも大きなリターンを得られる可能性があります。

メリット2.為替の動きによって利益が得られる

外貨投資の大きなメリットは、為替差益によっても利益が得られることにもあります。日本国内で投資をした場合に得られるのは、投資をした商品に関する利益だけですが、外貨投資の場合は為替ルートの変動によって得られる利益もあるのが特徴です。ただし為替差益はメリットだけでなくリスクもあるため、これだけで大きく利益を得るのは難しいといえます。

メリット3.投資の可能性を広げられる

今や日本企業も海外に進出する時代であり、海外にも多くの企業があります。外貨投資はあらゆる国が投資対象となるため、今後成長する可能性がある企業に投資をすることも可能です。また分散して投資をすることでリスクを分散させることにもつながります。

外貨投資で知っておきたい2つのリスク

外貨投資にはメリットもありますが、同時にリスクもあるため注意が必要です。

リスク1.為替の変動による損失が起きやすい

為替の変動は大きな利益を生む可能性もありますが、同時に損失の可能性も秘めています。景気が良ければ問題はないのですが、国際情勢や要人の発言により、大きく変動が起きることもあるためです。

為替手数料が必要

為替ルートの変動により、利益が得られる仕組みとなっていますが、実際にはこの為替レートではなく為替手数料が加味されたレートでの取引となります。そのため、頻繁に売り買いをしていると手数料がかさんで結局損してしまう可能性が高くなってしまいます。