低金利が続く日本での投資は、リスクが低い預貯金などではリターンがあまり見込めません。そういった現状から、外国の通貨を使った投資が注目されており、FXもその一つです。自己資金が少なくても始められるFXにはどんなメリットがあるのか、また注意したいリスクについて詳しくご紹介します。

FXとは?外国為替とはどう違う?

FXは、「Foreign Exchange」(外国為替)の頭2文字を取って名付けられた言葉です。元々外国為替とは、空港や銀行にある両替所で外国のお金をその国のお金に両替することをいいます。ただし、FXとだけ明記されている場合は、外国為替のことではなく、「外国為替証拠金取引」を指すようになっています。この2つの違いは「証拠金」で取引を行うかどうかという点だけですが、為替レートを使った取引である外国為替や外貨預金よりも大きなリターンが見込めるのがFXです。

FXと外貨預金の違い

為替レートが基準となる投資で、外貨預金はリスクが少ないことで人気ですが、実際に運用してみるとリターンを得ることは簡単ではありません。外国為替を日本のお金に両替する場合にかかる手数料が、思った以上にかかってしまうことが大きな理由です。また投資できる金額が自己資金の範囲内だけで、預け先の金融機関が破綻した場合の保障や保険制度がないこともデメリットといえます。FXは外貨預金のデメリットをカバーできる以下のようなメリットがあります。

メリット1.取引手数料が無料

FXの取引は、利益から引かれる手数料が0円であることが大きなメリットです。為替取引は金額が大きくなればその分手数料も増えてしまうため、リターンがあっても目減りしてしまいますが、FXなら気にせず取引ができます。

メリット2.少額の投資が可能

FXは証拠金が取引の際に必要となりますが、これは担保のようなものです。そのため実際の取引では現金がやり取りされることはありません。それに加えて、将来必ず決済することを条件とした取引であるため、取引額の一部を証拠金として入れれば実際には証拠金の何倍もの金額をやり取りすることが可能です。この取引のことをレバレッジといいますが、FXでは証拠金の25倍までの取引が可能となっています。

メリット3.スワップポイントが受け取れる

FX独自の利益として、スワップポイントがあります。FX取引では、金利が異なる2国間での交換となり、差額を調整する必要があります。その際に生じる金利差調整額のことをスワップポイントといいます。低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買えば、常にその差額を受け取ることが可能でその分が大きなリターンとなります。

メリット4.円安でも円高でも利益が発生する可能性がある

外国為替の場合、通常では円安の時を狙わないと利益を上げることができません。一方FXは通貨を購入することでリターンを狙う投資なので、円高や円安を見ながら売買をすることが可能です。

メリット5.24時間取引が可能

通常の外国為替や株の売買の場合は、市場が開いている時間帯しか取引ができません。FXの場合は全ての国との取引になりますので、基本的には24時間取引が可能です。そのため仕事をしながら取引も可能となっています。ただしメンテナンス時間には取引ができませんので、注意が必要です。

知っておきたい!FXのリスクとは

証拠金より多い金額での投資が可能ですが、大きなリターンが見込めると同時に大きく損失する可能性もある点に注意が必要です。また24時間取引ができるため、自分が確認することができない間に大きく相場が変わることもあります。またスワップポイントも、支払ってもらうだけでなく自分が支払う側になることもありますので、通貨の管理にも注意が必要となります。