株式投資をする場合、避けて通ることができないのが証券会社の口座開設です。ただ、証券会社は国内に260社以上あるため、どの証券会社がいいのか選ぶのは初心者にはハードルが高いのが現実です。証券会社によって取り扱っている商品や手数料が違うため、じっくり比較する必要があります。そこでこれから株式投資を始めようと考えている方のために、ぜひ知っておいて欲しい証券会社の選び方を詳しくご紹介します。

どんどん便利に?証券会社はネットと店舗どちらを選ぶべきなのか

株式は直接の取引はできないため、証券会社に口座を作る必要があります。そこで考えなければならないのが「ネット型」か「店舗型」どちらに口座を開くかということです。店舗型は銀行と同じように窓口があり、対面で口座開設や株式の購入をします。一方のネット型は実店舗はなくネット上で全てが完結します。それぞれメリットとデメリットがありますので詳しく見ていきましょう。

店舗型のメリットとデメリット

実店舗で口座を開設するメリットは、豊富な金融商品の取り扱いがあることが挙げられます。株式だけでなく個人の資産形成にあった商品や投資のアドバイスをしてもらえます。個人で会社情報や株価情報を調べるのは大変ですが、実店舗では経験豊富な専門家がいるので初心者にとっては心強いといえます。また新規公開株(IPO)の取り扱いは実店舗が多いため、IPO投資を考えているなら実店舗で口座を開く方がおすすめです。ただ、店舗型証券は手数料が高く、担当者がつくため勧誘が多いというデメリットがあります。

ネット型のメリットとデメリット

株式投資を始める人が増えたことから、ネット型の証券会社が増えてきています。また店舗型の証券会社でも、店頭とネットと利用者が自由に選択できるように取り扱いを増やしており、ネット型は株式初心者でも始めやすいといえます。ただ、ネット証券の場合は、株式を自分で調べて購入しなければならないため、株式について学びながら知識を身につけていく必要があります。またネット環境によっては取引をしている間にサーバーエラーやダウンが起きると購入ができなかったりします。また株式を自分でチェックすることも必要です。

株式投資での証券会社の選び方3つ

店舗型でもネット型でも、「自分に合った証券会社」を選ばないと意味がありません。もちろん慎重に選ぶことは大切ですが、こだわりすぎるのも問題です。そこでどう証券会社を選べばいいか、詳しく見ていきましょう。

1.投資したい商品を取り扱っているかどうかで選ぶ

株式投資といっても、取引所の扱いや国内株式、海外株式など様々な種類がありますので、まずはどの株式投資を始めたいのか考えてから証券会社を選びましょう。特にIPO投資を考えている場合、取引実績があるかどうか調べることが必要となります。

2.どういった投資スタイルで運用していくかで選ぶ

1日に細かく株式をチェックするデイトレードと、売り買いはあまりせず長期で保有していく投資運用をするのかによっても、証券会社の選び方は変わってきます。手数料の安さばかりを考えるのではなく、自分の投資を支えてくれる証券会社を選ぶことが大切です。

3.複数の証券会社に口座を開設することを考えて選ぶ

できれば証券会社は1つだけにするのではなく、複数の候補からいくつか口座を作ることをおすすめします。リスクを分散する意味もありますが、証券会社ごとに違うサービスやツールを利用するメリットがあります。株式のことをさらに学ぶためにも、証券会社を利用することも大切です。株式投資をしている人のアドバイスも参考にしながら、自分と相性のいい証券会社を選びましょう。